新型コロナ 高齢者施設のクラスターなど減少傾向も依然多い

新型コロナウイルスの感染拡大で、今月15日までの6日間に全国で確認された高齢者施設のクラスターなどは712件で、過去最多となった去年12月の下旬をピークに減少傾向となっているものの、依然として多い水準が続いています。

厚生労働省は毎週、報道などをもとに自治体がクラスターと認定した事例や2人以上が感染した事例をまとめています。

それによりますと、今月15日までの6日間に、全国で確認された「高齢者福祉施設」でのクラスターなどは合わせて712件でした。

前の週の今月9日までの6日間より10件少なく、過去最多となった去年12月25日までの週の954件をピークに減少傾向となっているものの、12月以降は700件を上回る水準が続いています。

面会制限など厳しい対策が行われている介護の現場で、依然としてひっ迫した感染状況となっています。