環境活動家グレタさん ドイツで一時拘束 大規模な抗議活動参加
ロシアへのエネルギー依存から脱却するため石炭火力発電を一時的に拡大しているドイツでは、気候変動対策に逆行するとして環境保護グループなどからの批判が強まっています。
こうした中、ドイツ西部で行われた大規模な抗議活動にはスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが参加しましたが、警察に一時拘束される事態となりました。
ドイツ西部にある炭鉱の拡張工事の現場ではドイツ政府の対応への抗議活動が続けられています。
今月14日には、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんも加わり、数千人規模のデモ行進が行われ、警察との衝突にも発展しました。
現地では、17日も座り込みなどの抗議が行われていましたが、地元の警察は抗議活動の参加者が炭鉱の危険な場所に近づくことを防ぐ必要があるとして排除に乗り出し、グレタさんも警察に拘束されました。
グレタさんは3人の警察官に抱えられ、連れ出されていきましたが、その日のうちに解放されたということです。
ロシアからの天然ガスを重要なエネルギー源として長年輸入してきたドイツはウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアへの依存から脱却するため石炭火力発電を一時的に拡大していますが、気候変動対策に逆行するとして環境保護グループなどからの批判が強まっています。