
アスレティックス移籍の藤浪「思い切り腕を振って勝負したい」
プロ野球・阪神から大リーグのアスレティックスに移籍した藤浪晋太郎投手がアメリカで入団会見を行って新天地での意気込みを話し、流ちょうな英語も披露しました。
28歳の藤浪投手はこのオフ、ポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指してアスレティックスと1年契約を結び、アメリカのメディアは年俸325万ドル、日本円でおよそ4億1700万円の契約だと伝えています。
藤浪投手は17日、カリフォルニア州オークランドにあるアスレティックスの球団事務所で入団会見を行い、流ちょうな英語で「富士山のように『フジ』と呼んでください」と自己紹介し、そのまま英語でプロ10年間を過ごした阪神や、両親への感謝の気持ちを述べました。
そして「ストレートとスプリットには自信を持っている。ストレートの平均球速は大リーグでも速いほうだと思うし、思い切り腕を振って勝負したい」と意気込みを話し、チームのフォレストゼネラルマネージャーも「先発ローテーションに入ってほしい」と期待を寄せました。
大リーグで対戦したい打者にはエンジェルスの大谷翔平選手とカブスの鈴木誠也選手をあげ「2人とも同級生ですし、大谷選手は世界最高の選手の1人。楽しみにしてくれている日本のファンもいるので、チャンスがあれば思い切り勝負したい」と力強く話していました。
球団によりますと、背番号は阪神時代につけていた「19」を昨シーズン、チームトップの9勝をあげたアービン投手がつけていることなどからまだ決まっておらず、この日は仮の背番号「1」でユニフォーム姿を披露しました。
藤浪投手は来月15日からアリゾナ州で始まるチームのキャンプに参加して、3月末に開幕するシーズンに向けて調整します。
