死骸は腐敗してガスがたまっているということで破裂を防ぐために、18日、ガスを抜く作業をしてから現場の海域に向かい、19日、沈める作業を行う予定だということです。
また、専門家による学術調査も合わせて行うということです。
決定に先立って松井市長は記者団に対し「海から来たクジラなので、海にかえしてあげたい」と話しました。
死んだクジラは風や波で見つかった場所から1キロほど流され、川岸近くの浅瀬に乗り上げています。
毎日近くを散歩するという73歳の男性は「クジラは見つかったあと、潮を吹くなどの動きが日に日に弱くなっていると感じました。かわいそうです」と話していました。
近所の75歳の女性は「自然な形で海にかえしてあげてほしい」と話していました。

大阪 淀川のクジラ 紀伊水道沖まで運び沈めることに
今月、大阪湾の淀川の河口付近で見つかりその後死んだクジラについて、大阪市は、紀伊水道沖まで運んで沈めることを決めました。
今月9日に大阪 西淀川区の淀川河口付近で見つかったクジラは、13日に死んだことが確認されました。
クジラの死骸をめぐっては、水産庁のマニュアルで、沖合に運んで沈めたり陸に引き上げて埋めたりする処分方法が示されていて、大阪市は専門家の意見を聞きながら、対応を検討していました。
その結果、今回は紀伊水道沖まで船で運んで沈めることを決めました。
