社会

新型コロナ3年 孤独感強める高齢者 多様化する悩み

新型コロナウイルスの感染が国内で初めて確認されてから3年がたちますが、悩みの相談を行うNPO法人には、コロナに限らないさまざまな悩みが、世代を問わず絶えず寄せられています。職員は、特に高齢者が孤独感を強めている状況がみられるとして危機感を高めています。
東京 豊島区にあるNPO法人「東京メンタルヘルス・スクエア」は、電話やSNSを通じて、一部無料で相談を受けています。

相談は匿名でも可能で、コロナ禍のこの3年は、特に、オンラインのチャットによる相談が増えているということで、現在、ひと月に4000から5000件ほど寄せられているということです。
国内で初めて感染が確認された2020年と、その翌年の2021年の2年間は、感染した場合に出る症状への不安や、感染後にどう対処したらいいのかなどといった相談が目立っていたということです。

感染の波が繰り返され、相談件数は右肩上がりでしたが、第7波の去年の8月ごろからは、少し落ち着いてきたということです。

この頃の相談の内容は、職場や学校、家族や友人との関係など、日常のさまざまな悩みが寄せられるなど、多様化してきたということです。

また、高齢者からは、コロナ禍で地元や近所での交流が少なくなって孤立を深めているとか、そうしたなかでも、感染への不安を抱えているなどといった相談が寄せられているということで、NPOは、高齢者が孤独感を強めている状況がみられるとして危機感を高めています。
NPO法人、東京メンタルヘルス・スクエアの武藤清栄会長は「心の中では、ちょっとしたことに過敏になっていて、コミュニケーション不足で誤解が生じるといった意思伝達の問題が、悩みの相談として増えている。つらい気持ちを吐き出すために、このような場所を活用してほしい」と話していました。

最新の主要ニュース7本

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

特集

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

News Up

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

スペシャルコンテンツ

一覧

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

ソーシャルランキング

一覧

この2時間のツイートが多い記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。

アクセスランキング

一覧

この24時間に多く読まれている記事です

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。