新型コロナ感染急拡大 予約なしのワクチン接種に大勢の人 宮崎

人口10万人当たりの新規感染者数が全国で最も多く新型コロナウイルスの感染の急拡大が続く宮崎県では、予約なしでワクチンの接種が受けられる集団接種会場に大勢の人が訪れています。

宮崎県の新型コロナウイルスの人口10万人当たりの新規感染者数は、13日現在で1566人と全国で最も多く、病床使用率も63.9%に達していて医療提供体制のひっ迫が続いています。

感染の急拡大を受けて、宮崎市の集団接種会場では、14日の870人の予約枠がほぼ埋まったほか、予約なしでも接種を受け付けていることから希望する人が大勢訪れていました。

宮崎市によりますと、12日時点でオミクロン株に対応したワクチンを接種している人は34.3%ですが、20代では16.6%にとどまり、10代から30代の若い世代で接種が進んでいません。

30代の公務員の女性は「周りで感染者が急に増えて心配になって来ました。週末の予約枠は埋まっていてなかなかタイミングがないのできょうは、予約なしの枠で来ました」と話していました。

宮崎市新型コロナウイルスワクチン対策課の町田英則課長は、「感染が急拡大し医療がひっ迫していることから重症化を防ぐためにも1日も早く接種してほしい」と話していました。