米CDC推計 オミクロン株「XBB.1.5」コロナ新規感染者の4割余に
アメリカで急速に広がっているオミクロン株の「XBB.1.5」について、CDC=アメリカ疾病対策センターは、新たに新型コロナに感染した人の4割あまりが、このウイルスに感染しているとする最新の推計を発表しました。
アメリカのCDCは、1月14日までの1週間に、国内で新型コロナに新たに感染した人のうち43%がオミクロン株の「XBB.1.5」に感染しているとする推計を発表しました。
前の週と比べると10ポイントほどの増加で、これまで感染の多くを占めていた「BQ.1.1」などを超えて最も高い割合となり、アメリカで急速な拡大が続いています。
中でも東部のニューヨーク州を含む地域では、新規感染者の8割を超え、高い割合を占めています。
アメリカでは、1月10日の時点で新型コロナに感染して新たに入院する患者の数が、1日平均およそ5800人と、前の週と比べおよそ1割減少しています。
一方、死者の数は1月11日の時点で1日平均およそ560人と、前の週と比べ170人ほど増加しています。
WHO=世界保健機関は「XBB.1.5」について、▼免疫から逃れる性質はこれまでの変異株で最も強い部類に入るとみられるとした一方、▼重症化しやすいかについては、まだ十分なデータはないとしています。