経済財政諮問会議 新たにマクロ経済の有識者8人を交え議論へ

後藤経済再生担当大臣は13日の閣議のあとの記者会見で、政府の経済財政諮問会議に新たにマクロ経済が専門の有識者8人を交えた特別セッションを設け、中長期を見据えた経済運営の議論を行っていくことを明らかにしました。

政府の経済財政諮問会議は、総理大臣が議長を務めて経済政策の運営方針を決める場で、岸田政権では成長と分配の好循環の実現に向けた議論が行われています。

これについて後藤経済再生担当大臣は、新たにマクロ経済が専門の有識者8人を加えた特別セッションを設け、中長期の経済運営について議論を進めていくことを明らかにしました。

メンバーには、ノーベル経済学賞の候補者として名前があがるプリンストン大学の清滝信宏教授など、マクロ経済が専門の大学教授やエコノミストが選ばれました。

後藤大臣は「国際情勢の変化などで、これまでの延長線上にない政策対応が求められるようになっている。財政と金融のポリシーミックス=政策の組み合わせについても議論の対象だ」と述べました。

諮問会議は今月中にも初会合を開いて、今回選ばれた有識者も交えて議論を進めることにしていて、ことし6月をめどに「骨太の方針」を取りまとめることにしています