警察官が停止求めるも向かってきた盗難車に発砲 男性死亡 大阪

13日午後、大阪・八尾市の路上で警察官2人が手配中の盗難車に拳銃を4発発砲し、運転していた男の容疑者が搬送先の病院で死亡しました。警察官が職務質問をしようとしたところ、パトカーに車を衝突させるなどして逃げようとしたため警告した上で発砲したということで、警察は対応に問題がなかったか当時の状況を詳しく調べています。

13日午後1時半ごろ、大阪・八尾市亀井町の路上で、「警察官の発砲で男性が負傷した」と消防に通報がありました。

警察によりますと、この直前にパトカーで巡回中の警察官が手配中の盗難車を見つけて追跡しその後、職務質問をしようとしたところ、車を前後に動かしてパトカーに衝突してきたということです。

このため、パトカーに乗っていた八尾警察署の警部補と巡査長の2人が降りて停止を求めましたが、逃げようとしたため警告をした上で拳銃を発砲したということです。

この際、2人が車を挟むように両脇に立ち、それぞれ2発ずつあわせて4発を発砲し、このうち少なくとも1発が運転していた40代の男の容疑者の上半身にあたりました。

その後、乗用車は信号機の柱に衝突して止まり、警察は容疑者を公務執行妨害の疑いでその場で逮捕しましたが、手当てが必要なためすぐに釈放したということです。

容疑者は搬送先の病院で死亡したということで、警察は対応に問題がなかったかなど当時の状況を詳しく調べています。

八尾警察署の福井定紀副署長は、「容疑者が亡くなられたことについては残念でありますが、詳細については現在調査中です」とコメントしています。

直前の時間帯 現場付近では

現場付近では、直前の時間帯に、大破していたのとよく似た白い車が猛スピードで走り去り、その後ろをパトカーが追いかける様子が目撃されていました。

こうした状況は、同じ時間帯に付近の複数の防犯カメラでも捉えられていました。

このうち、会社の建物に設置されたカメラの映像では、画面下から上に向かって白い乗用車が高速で走り去り、そのすぐあとをパトカーが追いかけています。

近くで働く男性「警察官と車の運転手が言い合い」

現場近くで働く30代の男性は「車の警報音のような音が聞こえて現場に行ったら車が大破していました。同じころにパンパンパンというすごい音も聞こえました。現場では警察官と車の運転手が言い合いになっていて、警察官が発砲したのを見たと話す人もいました」と話していました。