春闘 電機連合 ベア相当分として月額7000円以上要求で調整

ことしの春闘で、大手電機メーカーなどの労働組合でつくる産業別労働組合「電機連合」は、ベースアップ相当分として去年の要求水準を大きく上回る月額7000円以上の賃上げを求めることで調整を進めています。

「電機連合」は大手電機メーカーなどの労働組合でつくる産業別労働組合で、57万人余りの組合員が所属しています。

ことしの春闘で、「電機連合」は、定期昇給分を確保したうえで、基本給などを引き上げるベースアップ相当分として月額7000円以上の賃上げを求めることで調整を進めています。

去年の春闘ではベースアップ相当分として月額3000円以上を要求していましたが、これを大きく上回る水準となります。

今月26日の中央委員会でこうした方針を正式に決定することにしています。

今月下旬に事実上スタートする春闘では、物価の上昇などを背景に、労働組合の中央組織「連合」がベースアップ相当分と定期昇給分とを合わせて5%程度という、平成7年以来の高い水準を掲げ、加盟する主要な産業別労働組合でも例年以上の賃上げを求める動きが相次いでいて、どれだけの賃上げが実現するかが焦点となります。