
栃木県警の警察官2人 国体警備の慰労会で部下にパワハラか
栃木県警察本部の機動警察隊に所属する2人の警察官が去年10月、国体の警備業務に対する慰労会の場で、その場にいた複数の部下に頭を殴るなどの暴行を加えたり、裸にして撮影したりしていたことが分かりました。県警察本部が詳しい状況を調べています。
関係者によりますと、栃木県警察本部の機動警察隊に所属するいずれも30代の警部補と巡査部長は去年10月、宇都宮市内の飲食店で複数の部下に対し頭を殴ったり顔を蹴ったりする暴行を加えたほか、部下1人の衣服を破って全裸にしたうえ、写真を撮ったということです。
暴行を受けたうちの1人は、頭を打撲するけがをしたということです。
機動警察隊は、県内で開かれた「いちご一会とちぎ国体」の会場周辺の警備などに当たり、一部の隊員が慰労会を開いていました。
関係者によりますと、警察は、被害にあった1人からの相談を受け、2人の行為がパワーハラスメントに当たるとみて調査するとともに、暴行や傷害などの疑いでも捜査を進めているということです。
栃木県警察本部監察課は「個別の事案については回答を差し控える」とコメントしています。