“海賊版問題”教材を初作成 来年度から高校授業で活用 文化庁

漫画などの海賊版サイトによる被害について、若い世代に知ってもらおうと、文化庁は、海賊版の問題を伝える教材を初めて作成し、来年度から高校の授業で活用してもらう方針です。

出版社などで作る一般社団法人「ABJ」の試算では、おととし1年間に、海賊版サイトで無料で読まれた漫画の被害額は、総額で1兆円余りに上っていて、文化庁の有識者会議は、この問題に対する若い世代への普及や啓発を、被害防止のための課題に挙げています。

このため文化庁は、来年度から高校の「情報I」などの授業に取り入れてもらおうと、海賊版の問題に特化した動画の教材を、初めて作成することを決めました。

動画は10分程度で、無料の海賊版サイトが広告で収入を得ていることや、利用者が閲覧することで違法業者の利益となり、著作権を持つ作家の被害につながる仕組みなどを教えるということです。

文化庁は今年度中にも教材を完成させて、ホームページで公表し、来年度から高校の授業で活用してもらうよう、全国の教育委員会を通じて各学校に周知する方針です。