岸田首相イギリス到着 「日英円滑化協定」署名の見通し

G7=主要7か国の議長国として欧米のメンバー国を歴訪中の岸田総理大臣は、日本時間の11日未明、3つめの訪問先イギリスに到着しました。
岸田総理大臣とスナク首相は、自衛隊とイギリス軍が共同訓練を行う際などの対応を定める「日英円滑化協定」に署名する見通しです。

G7の議長国として5月に広島サミットを開催するのを前に、欧米のメンバー5か国を歴訪中の岸田総理大臣は、日本時間の11日午前3時半ごろ、3つめの訪問先イギリスのロンドンに政府専用機で到着しました。

岸田総理大臣は日本時間の11日夜、スナク首相と首脳会談を行い、ウクライナ情勢や食料・エネルギー問題などに世界が直面する中、サミットの成功に向けてG7の結束を呼びかける方針です。

また自由で開かれた国際秩序を守るために、新たな安全保障関連の文書を決定するなど防衛力の抜本的な強化を図っていることを説明し、日英両国の安全保障協力をさらに推進していくことを確認したい考えです。

さらに両首脳は、首脳会談のあと自衛隊とイギリス軍が共同訓練を行う際などの対応をあらかじめ取り決めておく「日英円滑化協定」に署名する見通しです。