続いて、去年10月から全国で試験的に導入された、通報者がスマホから現場の映像や画像を送信できるシステムの実演が行われました。
実演は、乗用車が自転車と衝突して走り去るひき逃げ事件が起きたという想定で、目撃者役の女性は電話口で警察官の指示を受けながら、スマホに送られてきたURLにアクセスし、現場を撮影した画像を送信していました。

110番通報でスマホから映像など送信 新システムを実演する催し
1月10日の「110番の日」に合わせて、通報をする際にスマートフォンから映像などを送ることができる新たなシステムの使い方を実演する催しが横浜市で行われました。
この催しは、110番通報の正しい方法などについて広く知ってもらおうと、神奈川県警察本部が開きました。
はじめに担当の警察官が、去年1年間に神奈川県内であった97万件余りの110番通報のうち、不要不急の内容や無言電話など、110番に適さない電話が33万件余りあり、およそ34%に上っている現状などを説明しました。


神奈川県警通信指令課の富安斉課長は、「新たなシステムは現場の状況を素早く正確に把握できる有効なものなので、使い方などを多くの人に知ってもらいたい」と話しています。