あすの「110番の日」を前に 大原櫻子さん 適正な利用呼びかけ
あす1月10日の「110番の日」を前に、歌手で俳優の大原櫻子さんが警視庁の1日通信指令本部長を務め、110番通報の適正な利用を呼びかけました。
大原櫻子さんは9日、警視庁の通信指令センターで110番通報を受ける模擬体験を行いました。
模擬体験は、特殊詐欺で被害に遭った女性から110番通報があったという想定で行われ、大原さんは落ち着くよう呼びかけたうえで、犯人の特徴を聞き出し、警察官に現場に急行するよう無線で指示を出していました。
警視庁によりますと、去年受けた110番通報はおよそ187万7000件で、そのおよそ2割は「水道から水が出ない」とか、「免許証の更新手続きを教えてほしい」などといった急ぐ必要がない内容だったということです。
警視庁は、110番通報の適正な利用を求めるとともに、悩みや困りごとなど緊急性がない場合は、警察相談ダイヤルの「#9110」に連絡するよう呼びかけています。
大原さんは「110番や#9110の正しい使い方を、たくさんの人に知ってもらいたいです」と話していました。