ロシア 「兵士600人以上殺害」主張 “停戦期間中”も攻撃

ウクライナではロシアのプーチン大統領が一方的に宣言した停戦期間中もロシア軍による攻撃が繰り返されました。ロシア国防省は停戦終了後にウクライナ東部に攻撃を行い、兵士600人以上を殺害したと一方的に主張しましたが、ウクライナ側は「情報操作だ」として否定しています。

ウクライナでは、プーチン大統領が一方的に宣言した日本時間の8日朝までの停戦期間中も各地で攻撃が相次ぎました。

東部ドネツク州のキリレンコ知事はSNSで、ウクライナ側の拠点の一つクラマトルシクで、8日朝までにロシア軍によるロケット攻撃によって教育施設やアパートなどが被害を受けたと明らかにしました。死傷者はいないとしています。

一方、ロシア国防省は8日、前線では一時的な停戦を守ったものの、ウクライナ軍が砲撃を繰り返し、応戦したと主張しました。

そして停戦終了後に各地で攻撃を再開したとしたうえで、ドネツク州のマキイウカで今月1日に多数のロシア兵が死亡した攻撃の報復だとして、クラマトルシクにあるウクライナ軍の兵舎を攻撃し600人以上を殺害したと一方的に主張しました。

これに対し、ウクライナ軍の当局者は8日、地元メディアに「情報操作だ。ロシア軍にはそんな機会はない」と述べロシア側の発表を否定しました。

ロイター通信もクラマトルシクでロシア軍の攻撃を受けたとする建物の映像を配信し、遺体や血痕はみられず、攻撃で死傷者が出たようには見えないと伝えています。