林外相 エクアドル外相と会談 国連の機能強化に向け緊密に連携

中南米を歴訪中の林外務大臣は、エクアドルのオルギン外相と会談し、両国がことしから国連安全保障理事会の非常任理事国となったことから、安保理改革を含む国連の機能強化に向けて緊密に連携していくことで一致しました。

会談は日本時間の7日未明に行われ、ロシアによるウクライナ侵攻などをめぐって国連の安全保障理事会が機能不全に陥っているとの指摘があることを踏まえ意見が交わされました。

そして、両国がことしから非常任理事国を務めることから、ウクライナ情勢への対応や、安保理改革を含む国連の機能強化に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。

また、エクアドルのガラパゴス諸島の周辺海域で、中国漁船の違法操業などが問題となっていることをめぐり、オルギン外相は、海上パトロール強化への支援を要請し、林大臣は対応を検討する考えを伝えました。

このあとの共同記者発表で、林大臣は「エクアドルは法の支配といった基本的な価値を共有する重要なパートナーだ。持続的な開発が推進されるよう協力を続けていきたい」と述べました。