石川県珠洲市で震度4の地震 津波の心配なし
6日午後1時44分ごろ、石川県で震度4の揺れを観測する地震がありました。
この地震による津波の心配はありません。
震度4を観測したのは石川県珠洲市で、震度3が輪島市と能登町でした。
また、北陸や新潟県、長野県、それに岐阜県の各地で震度2や1の揺れを観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.6と推定されています。
この地震で、気象庁は石川県で強い揺れが予想されるとして緊急地震速報を発表しましたが、震度5弱以上の強い揺れは観測されませんでした。
気象庁は「緊急地震速報は地震直後のわずかな時間で揺れを予測するため、震度で1段階程度の誤差が生じることがあるが、速報が出たときには強い揺れに警戒してほしい」と話しています。
東北・上越・北陸の各新幹線は平常どおり運行(13:45)
JR東日本によりますと、東北・上越・北陸の各新幹線はこの地震による影響はなく午後1時45分現在、平常どおり運行しているということです。
北陸電力 志賀原発 異常は確認されず
北陸電力によりますと、地震で震度2の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原子力発電所では、この地震による異常は確認されていないということです。
また、原発周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
また、原発周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
珠洲市役所「4秒から5秒ほどの短い揺れ」
震度4を観測した珠洲市役所の危機管理課の職員は「庁舎でも4秒から5秒ほどの短い揺れを感じ、物が落ちたりすることはなかった」と話しています。
市内の被害状況については現在、調査中だということです。
市内の被害状況については現在、調査中だということです。
珠洲市 警察や消防に被害の報告なし
珠洲市の警察や消防によりますと、市内では地震による被害の報告は今のところないということです。
消防の担当者によりますと、数秒間、突き上げるような縦揺れを感じたものの、物が倒れたり壊れたりするようなことはなかったということです。
消防の担当者によりますと、数秒間、突き上げるような縦揺れを感じたものの、物が倒れたり壊れたりするようなことはなかったということです。
気象庁 “能登地方で地震活動 活発化の傾向”
気象庁によりますと、石川県能登地方では2018年ごろから小規模な地震活動が確認され、2020年12月以降、活発化する傾向がみられています。
特におととしの夏以降は地震活動がさらに活発になっていて、去年6月19日には、マグニチュード5.4の地震が発生し、珠洲市で震度6弱の揺れを観測しました。
一方、2020年12月ごろから地面が隆起する地殻変動も観測されていて、地震との関連が指摘されています。
国土地理院がGPSの地殻変動のデータを解析した結果、珠洲市では、これまでに4センチ程度の隆起が観測され、現在も続いているということです。
専門家からは「能登地方での一連の地震活動は当分続くと考えられ、今後も強い揺れを伴う地震に注意が必要だ」という指摘も出ていました。
特におととしの夏以降は地震活動がさらに活発になっていて、去年6月19日には、マグニチュード5.4の地震が発生し、珠洲市で震度6弱の揺れを観測しました。
一方、2020年12月ごろから地面が隆起する地殻変動も観測されていて、地震との関連が指摘されています。
国土地理院がGPSの地殻変動のデータを解析した結果、珠洲市では、これまでに4センチ程度の隆起が観測され、現在も続いているということです。
専門家からは「能登地方での一連の地震活動は当分続くと考えられ、今後も強い揺れを伴う地震に注意が必要だ」という指摘も出ていました。