連合 芳野会長「実質賃上げ 経済回すことが今まで以上に重要」

ことしの春闘について、連合の芳野会長は、年頭の記者会見で「物価が上がる中で、実質賃金を上げて経済に回していくことが今まで以上に重要となるターニングポイントだ」と指摘し、賃上げの実現に全力を挙げると強調しました。

ことしの春闘で、連合は「ベースアップ」相当分と定期昇給分とを合わせて5%程度という、平成7年以来の水準となる賃上げを求めています。

芳野会長は年頭の記者会見で「ことしはターニングポイントだ。物価が非常に上がっている中で、実質賃金を上げて経済に回していくことが今まで以上に重要で、賃上げの取り組みをしっかりとやっていく」と強調しました。

そのうえで「賃上げは労働組合だけでは実現できず、使用者側の理解や協力のほか、賃上げしやすい環境づくりという点では政府の理解や協力も必要だ」と述べ、政府と経済界、労働界の代表による「政労使会議」の開催を呼びかけていく考えを示しました。

一方、ことしの統一地方選挙への対応について、芳野会長は「連合は、人物重視で候補者本位という方針を立てている。女性の候補者も増やしてほしいと立憲民主党と国民民主党に言っているので、連携していきたい」と述べました。

岸田首相「インフレ率超える賃上げ実現を」

岸田総理大臣は、総理大臣としては9年ぶりの出席となった去年に続き、ことしも連合の新年交歓会に出席しました。

この中で岸田総理大臣は「経済の好循環の中核は賃上げだ。ことしの春闘について、連合は5%程度の賃上げを求めている。ぜひインフレ率を超える賃上げが実現できるようお願いし、政府としてもその取り組みを後押ししていきたい」と述べました。