
中国海軍の艦艇3隻 与那国島と西表島の間の接続水域航行を確認
中国海軍の艦艇3隻が、沖縄県の与那国島と西表島の間の日本の接続水域を航行したのが確認されました。中国海軍の艦艇が、この海域を航行するのは7年前の2016年以来です。
防衛省によりますと、2日に、中国海軍のミサイル駆逐艦など3隻が沖縄県の与那国島の南東160キロの太平洋を航行しているのを、海上自衛隊が確認しました。
3隻はその後、3日にかけて与那国島と西表島の間の日本の領海のすぐ外側にある接続水域を北東に進んで東シナ海に入ったあと、尖閣諸島の魚釣島の西、およそ70キロの海域を北上しているのが確認されたということです。
中国海軍の艦艇が、与那国島と西表島の間の接続水域を通過するのは2016年4月以来で、領海への侵入はありませんでした。
3隻は先月、鹿児島県の大隅海峡を通過して太平洋に出たのが確認されているほか、ほぼ同じ時期には、中国海軍の空母なども太平洋で訓練を行っていて、防衛省は、これらの艦艇の航行の目的などを分析しています。