岸田首相 9日から欧米のG7メンバー国への歴訪発表

岸田総理大臣は、ことし日本がG7=主要7か国の議長国を務めることを踏まえ、来週から欧米のメンバー国を歴訪すると発表しました。アメリカのバイデン大統領とは現地時間の今月13日に会談し、日米同盟の強化を内外に示したい考えです。

岸田総理大臣は、4日に開いた年頭の記者会見で、来週9日からG7のメンバー国であるフランス、イタリア、イギリス、それにカナダ、アメリカを歴訪し首脳会談を行うと発表しました。

一連の会談では、日本がことしG7の議長国を務め、5月には「G7広島サミット」の開催を予定していることを踏まえ、ロシアのウクライナ侵攻や食料問題、それに核軍縮や気候変動などへの対応を主導していく考えを伝え、連携強化を図るとともに、サミットの成功に向けて協力を呼びかけることにしています。

また、アメリカのバイデン大統領との会談は現地時間の今月13日に予定されていて、岸田総理大臣は「G7議長としての腹合わせ以上の意味を持った大変重要な会談になる」と述べました。

岸田総理大臣としては、防衛力の抜本的な強化に向けて安全保障関連の3つの文書を改定し「反撃能力」の保有を明記したことや、防衛費を増額する方針を説明し、日米同盟の強化を内外に示したい考えです。