仕事始めの4日は新年恒例の初荷式が行われ、しめ縄や紅白の垂れ幕など新年の装いをほどこしたトラックにショベルカーで金鉱石が積み込まれました。そして、従業員に拍手で見送られながら出発していきました。
金鉱石は、姶良市の加治木港から船で愛媛県にある精錬所まで運ばれるということです。
菱刈鉱山で採掘される鉱石に含まれる金の含有量は、世界の鉱山の中でもトップクラスで、年間6トンほどの金を生産していますが、今年度は鉱山の寿命を延ばすため、生産量を減らし、4.4トンの生産を見込んでいるということです。

金産出量国内最多 菱刈鉱山で金鉱石のことしの初出荷 鹿児島
金の産出量が国内で最も多い鹿児島県伊佐市の菱刈鉱山で、ことし初めての金鉱石の出荷が行われました。
伊佐市にある菱刈鉱山は、商業ベースで大規模な採掘が行われている国内唯一の金の鉱山で、昭和60年の操業開始からこれまでに国内で最も多い260トンを超える金が産出されています。


住友金属鉱山菱刈鉱山の青野祥紀事務課長は「ことしも従業員の安全を第一に、地域の皆様に安心してもらえる操業をしていきたいです」と話していました。