「SBI新生銀行」発足 収益力高め公的資金返済目指す

ネット金融大手の傘下に入った新生銀行は、4日から社名を「SBI新生銀行」に変更しました。グループで連携して収益力を高め、公的資金の返済を目指すことになります。

4日都内で開かれたセレモニーでは、川島克哉社長や買収したSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長らがテープカットを行いました。

会社は経営破綻した旧長銀・日本長期信用銀行が前身で、2000年にアメリカの投資会社に買収され、おととし12月にはSBIの傘下に入りました。

会社では、これまでに国から投入を受けた3490億円の公的資金の返済に、どう道筋をつけるかが課題となっていて、グループ各社と連携し収益力を高めることで、2024年度には最終的な利益を昨年度の3倍以上に増やす目標を掲げています。

SBI新生銀行の川島社長は「SBIグループの中核銀行としてベンチャースピリットを取り入れたい。公的資金の返済に向け一丸となって進んでいきたい」と話していました。