円相場 7か月ぶり 一時129円台に 金融引き締め継続の観測
3日の外国為替市場で、円相場は7か月ぶりに1ドル=129円台まで値上がりしました。市場では、日銀が今後も金融緩和の修正を続けるのではないかという観測から円高が進んでいます。
3日のアジアの外国為替市場では、午前中からドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は、1ドル=129円台まで値上がりしました。
1ドル=129円台となるのは去年6月以来、7か月ぶりです。
市場では、日本でも物価の上昇が続くなか、日銀が先月、金融緩和策を修正し、長期金利の変動幅の上限を引き上げたことに加え、今後も緩和の修正を進めていくのではないかという観測が広がり、円が買われています。
市場関係者は「日銀が今後の物価上昇の見通しを引き上げるのではないかという観測が出て、円が買われる動きが強まった」と話しています。