勤務シフトを自動作成 量子コンピューター関連技術 実用化へ

次世代の技術として期待される量子コンピューターの研究とあわせて、関連技術を活用する動きが始まっています。複雑な勤務シフトを自動で作成するシステムなど新たなサービスの実用化が進みそうです。

量子コンピューターはスーパーコンピューターで1万年かかる計算を数分で行う能力があるとされ、各社が研究を進めていますが、その過程で生まれた関連技術の活用も始まっています。

このうち、日立製作所は量子コンピューターに使われる高度な計算方法を応用し、100人を超える従業員の勤務シフトを自動で作成できるシステムを開発しました。

個人で異なる休みの希望や勤務時間、時間帯ごとに必要な人数などを入力するとシフトが自動で作成され、人の場合は11時間以上かかった時間を半分以下に短縮できるとしています。来年度以降の実用化を目指しています。

新規ビジネス推進部の山本啓介技師は「金融や製造業、それに鉄道運送などの分野に幅広く適用していきたい」と話しています。

また、来年度は量子コンピューターの実用化に向けた動きも本格化し、富士通は理化学研究所と連携して初めて実機を整備し、企業の研究に使ってもらうとしています。

政府は量子技術に関するサービスの利用者を2030年に1000万人とする目標を掲げていて、ことしは実用化に向けた動きが加速しそうです。