TSMC 最先端半導体の量産開始で記念式典 台湾重点に投資の姿勢

半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCは、南部の台南にある工場で最先端の半導体の量産を開始することを記念して、29日、式典を開き、台湾を重点に投資を続ける姿勢を示しました。

TSMCは、台湾南部の台南にある工場で現時点では世界最先端の3ナノメートルの半導体の量産に乗り出し、29日、記念の式典を開きました。

式典では工場の拡張も同時に宣言し、今後の受注の確保に見通しが立っていることをうかがわせました。

TSMCは、アメリカのアリゾナ州で建設を進めている工場のそばに新たに3ナノの製品をつくる工場を建設すると今月上旬に発表しましたが、台湾有事をめぐる議論も背景に、一部で「技術流出」や「TSMCの台湾離れ」などという疑念も出ていました。
TSMCの劉徳音会長は「きょうの式典は、TSMCが台湾で先進的な技術を発展させ、先進的な生産能力を拡充するということを具体的な行動で表している」と述べ、台湾を重点に最先端の製造工程への投資を続ける姿勢を示しました。

さらに劉会長は、3ナノより先進的な2ナノの製品をつくる工場も台湾の別の2か所に建設することを明らかにしていて、29日の式典で台湾離れの疑念を払拭(ふっしょく)した形となりました。