秋篠宮ご夫妻の次女 佳子さま 28歳の誕生日

秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さまは、29日、28歳の誕生日を迎えられました。

佳子さまは、ことし、およそ3年ぶりにコロナ禍で控えていた地方への訪問を実現し、7月、「全国都市緑化祭」に出席するために訪れた北海道恵庭市では、美しい風景の中で地元の人たちと会ったことをうれしく思われた様子だったということです。

また、イベントで交流した中高生など若い世代が、ジェンダー平等の実現や環境問題の改善などについて真剣に考え、社会をよくすることを目指して積極的に行動していることを感じて、頼もしく思われたということです。

10月に行われたガールスカウトのイベントでは、「誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、みずからの可能性を最大限に生かす道を選べるようになることを、そして、それが当たり前の社会になることを切に願います」とお言葉を述べられました。

宮内庁によりますと、佳子さまはこの思いを胸に活動に取り組み、さまざまな経験を重ねる中で、その願いをますます強められている様子だということです。

佳子さまは、29日、天皇陛下と上皇ご夫妻のお住まいをそれぞれ訪れ、誕生日を迎えたことを報告されます。

宮内庁発表 佳子さまの近況について

宮内庁が発表した、佳子さまの近況です。

佳子内親王殿下は、12月29日に満28歳のお誕生日をお迎えになります。

この1年間、一つひとつのご活動について、心を込めて取り組んでいらっしゃるようにお見受けしました。

ご活動を通して、関係者それぞれが取り組みに込めてきた思いを感じられるとともに、これまでのご努力に敬意を持っておられることを、折にふれて伺っております。

また、ご訪問先やオンラインでお会いになった方々のことが、心に残っておられるようです。

さまざまなご活動の中から、以下についてご様子を紹介いたします。

子どもや若者に関するもの

6月、都内で開催された「『産経児童出版文化賞』贈賞式」にご臨席になり、お言葉を述べられました。

著者や画家、翻訳者、出版関係者とお会いになり、作品に込めた思いや、作品を作り上げるまでの工夫などをお聞きになり興味深くお思いになったと伺いました。

ガールスカウトの関係では、8月に長野県で開催された「ガールスカウト日本連盟『100周年インターナショナルキャンプin戸隠』」にご参加になりました。

また10月には、東京都内で開催された「ガールズメッセ2022(コミュニティアクションチャレンジ100アワード並びにB-Pアワード表彰式)」にご臨席になり、お言葉を述べられました。

発表や調査報告をお聞きになり、関係者と懇談される中で、若い世代の参加者や受賞者が、ジェンダー平等の実現や環境問題の改善などについて真剣に考え、社会をよくすることを目指して積極的に行動していることをお感じになり、頼もしく思われたそうです。

参加者や受賞者をあたたかく励まされ、今後の目標についてお尋ねになることもありました。
9月には、都内で開催された「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」と、鳥取県で開催された「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」にご臨席になり、手話でお言葉を述べられました。

出場者がスピーチやパフォーマンスに込めた思いが伝わってきて、感銘を受けたとお聞きしました。

工夫を凝らしながら多くの練習を積み重ね、本番に臨んだことをお感じになったそうです。

参加者との懇談も、大変なごやかなご様子でした。

11月には、WEB開催された「少年の主張全国大会」のホームページで、全国大会に出場した12人の発表動画をご覧になり、また、努力賞を受賞した35人の作文をお読みになりました。

多様な経験や考えに接することができ、それぞれの主張が心に残っているとおっしゃっていました。

運動に関するもの

6月、「東京都障害者ダンス大会ドレミファダンスコンサート」にご臨席になりました。

参加者による生き生きとしたダンスを、時折、手拍子をなさりながらご覧になり、楽しそうなご様子でした。

以前ご臨席になった際に会われた参加者と再会する機会もあり、お喜びでいらっしゃいました。
10月には、「日本デフ陸上競技選手権大会兼日本デフU18陸上競技選手権大会」にご臨席になりました。

きこえない選手、きこえにくい選手が、光を合図にスタートするためのスタートランプに関する説明を、興味深そうに聞いておられました。

同じく10月には、栃木県で開催された「国民体育大会」において馬術競技をご覧になるとともに、閉会式にご臨席になり、天皇杯と皇后杯を渡されました。
また、同じく栃木県で開催された「全国障害者スポーツ大会」において、バレーボール競技と車椅子バスケットボール競技をご覧になりました。

かつて車椅子バスケットボールの選手として活躍されていた説明者から、車椅子バスケットボールへの思いや、競技を通して感じたことなどをお聞きになったことが、強く印象に残っていると伺いました。

昨年10月に名誉総裁にお就きになった日本テニス協会の関係では、今年10月に、「楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022」と「大正製薬リポビタン全日本テニス選手権97th」を観戦されました。

間近でプレーする選手の姿や打球音に、迫力をお感じになったそうです。

また、11月には「ビリー・ジーン・キング・カップBYゲインブリッジ2022」の抽選式にご臨席になり、出場者や関係者にお声をかけられました。

これら、運動に関するいずれの催しにおいても、参加者が全力で試合や舞台に臨む姿に、引き込まれたそうです。

医療に関するもの

6月、「日本乳癌学会創立30周年記念式典」にご臨席になり、お言葉を述べられました。

学会関係者からの説明を受け、乳がんに関する本をお読みになる中で、乳がんについての研究が進み、診断や治療が進歩してきたことを心強くお思いになるとともに、今後ますます進歩していくことを願っていらっしゃいます。

日本乳癌学会が作成した「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」をお読みになった際には、さまざまな不安を抱えながら治療に取り組む患者さんの心に寄り添った活動を、大変意義深いとお感じになったと伺いました。

緑化に関するもの

4つの催しにご臨席になり、それぞれお言葉を述べられました。

3月には、熊本県で開催された「令和3年度全国都市緑化祭」の記念植樹を事前に宮邸でなさり、後日、式典と記念植樹にオンラインでご臨席になりました。

ホームページなどで催しの様子をご覧になった際には、美しい草花の写真を職員にご紹介くださることもあり、さぞかし現地においでになりたかったことだろうと拝察しておりました。

5月には、都内で開催された「森と花の祭典ー『みどりの感謝祭』式典」にご臨席になりました。

森林保全の意義について理解を深められ、受賞者の林業に関する著書もお読みになったと伺いました。

7月には、北海道で開催された「令和4年全国都市緑化祭」にご臨席になりました。

恵庭市の方々が60年以上にわたり市民主体で緑化に取り組んできた思いをお聞きになり、丹精を込めて育ててきた草花をご覧になったことが、あたたかな思い出として残ったご様子でした。

11月には、都内で開催された「みどりの『わ』交流のつどい」にご臨席になりました。

この催しで表彰された都市緑化関係の受賞者との懇談を通じて、多岐にわたる分野の参加者が、「みどり」を大切に思う心を共通の軸として集い、交流する、この催しの意義を感じられたご様子でした。

また、この催しでは、3月に「全国都市緑化祭」が開催された熊本市が「緑の都市賞」を受賞していました。

3月には現地でお会いできなかった熊本市の関係者と、この機会にお話をすることができ、うれしく思われたと伺いました。

内親王殿下には、緑化関係の行事に参加されるたびに、関係者による説明、参考資料や書籍、催しや受賞者に関係するホームページを通じても、都市の緑化や森林の保全などに対する理解を深めておられるご様子です。

伝統工芸に関するもの

今年6月に、日本工芸会の総裁にお就きになりました。

ご就任にあたり、日本工芸会の7つの分野(陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸)について、分野ごとに専門家からの説明を受けられ、伝統工芸の考え方、歴史、技法などについて、熱心にお聞きになりました。

8月には、「日本伝統工芸展」の「日本工芸会総裁賞」と「高松宮記念賞」を選定され、9月には、展示をご覧になった後、授賞式にご臨席になりました。

その機会に、各賞を受賞した作家から、作品に込めた思いや作品を作る過程についてお聞きになり、長年にわたる努力の積み重ねの上に、すばらしい作品が出来上がることをお感じになったそうです。

11月には、「大蒔絵展-漆と金の千年物語」をご覧になりました。

これらいずれの会場においても、多くの作品を間近でご覧になり、改めて伝統工芸の魅力をお感じになったご様子でした。

このような1年の中で、久しぶりに東京以外の地方自治体が主催する行事へのお成りが実現し、各地であたたかく迎えていただいたことをありがたくお思いになったと伺いました。

その初めとなった北海道では、美しい風景の中で地元の方々とお会いになったことを、うれしく思われたご様子でした。
主要行事のほかにも、鳥取県では、「誰もが障がいなくスポーツを楽しめる、新しい空気をもたらす場所にしてほしい」という願いを込めて作られた施設である「ノバリア」をご訪問になり、その願いに共感されたと伺いました。

また栃木県では、「大谷夏いちご栽培ハウス」、「山あげ会館」、「栃木県産業技術センター紬織物技術支援センター」をご視察になり、栃木県の魅力を感じられたそうです。

佳子内親王殿下には、この1年間もこれまでと同様に、誰もが安心して暮らせる社会になることを願ってこられました。

また、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、みずからの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、そしてそれが当たり前の社会になることを、願ってこられたと伺っております。

ご活動の際にも、この思いを胸に取り組まれているとお聞きしています。

さまざまなご経験を重ねられる中で、その願いをますます強めていらっしゃるご様子です。