政府「Jアラート」の発信迅速化へ対策 1分程度短縮見込み
Jアラート=全国瞬時警報システムの警戒情報について、政府は発信までの時間を短縮するため、都道府県ごとになっている対象地域を広げることになりました。
政府のJアラートは、ことしは10月と11月に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際に作動しましたが、警戒を呼びかける情報の発信が日本上空の通過が予想された時刻より遅れるケースがありました。
このため政府は、情報を発信するまでの時間を短縮するため、対象となる地域を今よりも広げることになりました。
現在は都道府県ごとに発信されていますが、対象地域を絞り込むための情報分析には時間がかかりすぎるとして、隣接する自治体も含めて広い範囲に発信するということです。
10月にJアラートが作動した時と比べると1分程度、情報を発信するまでの時間を短縮できる見込みだとということです。
システムの改修には半年程度かかるため、政府は来年夏ころからの運用開始を目指して作業を急ぐことにしています。