
オリックス 山本由伸 球団最高額で更改 大リーグ挑戦にも意欲
プロ野球、パ・リーグで2年連続、MVP=最優秀選手に選ばれたオリックスのエース、山本由伸投手が推定で球団の最高額となる年俸6億5000万円で契約を更改しました。そのうえで、来シーズンのオフ以降の大リーグ挑戦について改めて意欲を示しました。
山本投手は岡山県出身の24歳。
6年目の今シーズンは、6月の西武戦で自身初となるノーヒットノーランを達成するなど15勝をマークし、史上初めて2年連続で最多勝や最優秀防御率など、先発投手のタイトル4つをすべて獲得しました。
また、最も活躍した先発完投型のピッチャーに贈られる「沢村賞」と、パ・リーグのMVP=最優秀選手にも、2年連続で選ばれました。
山本投手は、27日に大阪 此花区の球団施設で契約交渉に臨み、いずれも推定で、今シーズンから2億8000万円アップの6億5000万円で契約を更改しました。
オリックスでは、現役引退を表明した金子千尋投手が在籍していた平成30年のシーズンの、推定年俸6億円を超え、現時点では球団最高額となります。
山本投手は「球団からは『日本一に貢献してくれてありがとう』と言ってもらった。すばらしい評価をしてくれて感謝している。いい成績を2年連続で出すことができ、うれしい気持ちはあるが、大量失点した試合もあり、もっと技術や人間力を上げていかないといけない」と話しました。
そして、来シーズンに向けては、「リーグ3連覇、2年連続の日本一を目指し、全力で腕を振っていきたい」と意気込みを話していました。
一方で、以前から希望している大リーグ挑戦について、引き続き球団に意向を伝えたことを認めたうえで、「野球界トップのリーグなので、そこでやりたいという気持ちはある。球団側からは、吉田正尚選手の大リーグ挑戦を許可してくれたように、全くダメではないという話があった」と話し、改めて意欲を示しました。