米 記録的寒波で50人以上死亡 雪の吹きだまりや車の中から遺体
記録的な寒波によってアメリカでは、50人以上が死亡し、空の便の欠航や停電など、市民生活への影響が続いています。
アメリカでは、記録的な寒波に見舞われ、先週から東部を中心に、広い地域で吹雪や大雪となっています。
アメリカのNBCテレビは、この寒波の影響で、全米で少なくとも57人が死亡したと伝えています。
このうちニューヨーク州北部の都市、バファローを含むエリー郡では、雪の吹きだまりや車の中から遺体が発見されたほか、雪かき中に心臓発作を起こすなどして、合わせて27人が死亡したということです。
こうした事態を受けて、ホワイトハウスは26日の声明で、ニューヨーク州に対して、必要な資材の提供など復旧を支援すると発表しました。
また、航空情報を公開している民間のウェブサイトによりますと、アメリカ国内の空港を発着する空の便は、26日、3900便以上が欠航し、8500便以上が遅延したということです。
また、全米の停電情報を追跡しているウェブサイトによりますと、ニューヨーク州や東部メーン州で26日、合わせておよそ1万2000世帯が停電しているということです。
ニューヨーク州は、今後もさらなる積雪が予想されるとして、外出をひかえるよう呼びかけています。