五輪談合 東京都「入札・契約手続き おおむね規則に則り実施」

東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会に関連する業務の入札をめぐる談合事件で、契約手続きなどに問題がなかったかどうか調べている東京都は、「入札・契約手続きはおおむね規則等に則り、実施されたことを確認」したとするこれまでの調査結果を公表しました。

東京オリンピック・パラリンピックで大会組織委員会が発注したテスト大会に関連する業務の入札をめぐっては、業者間で談合が行われていた疑いがあるとして東京地検特捜部と公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで捜査を進めています。

都も先月下旬から組織委員会に出向していた都の職員に聞き取りを行うなどして、契約手続きなどに問題がなかったかどうか調べていて、26日、これまでの調査結果について公表しました。

それによりますと、組織委員会の清算法人の関係資料を調べた結果、都は「入札・契約手続きはおおむね規則等に則り、実施されたことを確認」したとしています。

一方、26日までに組織委員会に出向していたおよそ100人の都の職員にテスト大会の運営にどのように関わったか聞き取りを行ったものの、今回、その内容は反映されていません。

都は対象となるすべての職員への聞き取りが終わったあと、改めて結果を公表するとしています。