【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(26日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる26日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

プーチン大統領 旧ソビエト諸国でつくるCISの結束呼びかけ

ロシアのプーチン大統領は26日、第2の都市サンクトペテルブルクで、旧ソビエト諸国でつくるCIS=独立国家共同体の非公式の首脳会議で演説し「特に外部からの脅威と課題が増している。残念ながらCISの国々の間でも意見の違いがあるが、大事なのは協力しそれを解決することだ」と述べ、ロシアが勢力圏とみなす国々の結束を呼びかけました。

ロシア大統領府報道官 “年内の中国との首脳会談を調整”

ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日、プーチン大統領と中国の習近平国家主席との会談を年内に調整していて、適切な時期に中国側と発表すると述べました。会談の形式について明らかにするのは時期尚早だとしています。

ロシアの有力紙「ベドモスチ」は今月13日に外交筋などの話として、プーチン大統領と習主席の首脳会談が年末に調整され、オンライン形式の可能性が高いと伝えていました。

今月21日には、ロシアの前の大統領で安全保障会議のメドベージェフ副議長が中国の北京で習主席と会談していて、プーチン政権は、アメリカなどと対立が深まる中、中国との関係強化に強い意欲を示しています。

“ウクライナの無人機攻撃で兵士3人が死亡” ロシア国防省

ロシア南部サラトフ州のエンゲルスにある空軍基地で起きた2回の爆発について、ロシア国防省は26日朝、ウクライナの無人機による攻撃を受けたとロシアの国営通信社を通じて発表しました。

そのうえで、「無人機は撃墜したが、そのときの破片が落下し、ロシア軍の兵士3人が死亡した」としています。

基地の航空機には被害は出ていないとしています。

一方、ウクライナ空軍の報道官は地元メディアに対し「われわれがよく知る新たな『爆発』が起きた。ロシアがわれわれの土地で行っていることに対する結果だ」と述べ、ロシアへの攻撃を示唆しました。

“ロシア南部にある空軍基地で爆発” ウクライナ地元メディア

ウクライナとロシアの地元メディアは26日、ロシア南部サラトフ州のエンゲルスにある空軍基地で2回爆発が起きたと伝えました。

爆発が起きたのは26日の未明で、現場ではサイレンが鳴り響き、消防隊員が現場に向かったということです。

サラトフ州の知事は、26日、SNSに「軍事施設で起きたことについては確認中である。市内の住宅地での緊急事態は発生していない。民間のインフラには被害はない」などと投稿しています。

また、ウクライナの地元メディアはSNSに爆発で夜空が光っている様子やサイレンが鳴っている映像を投稿しています。

エンゲルスにある空軍基地では、今月5日にも爆発が起きています。

ゼレンスキー大統領「自由守る立場に立ってくれてありがとう」

ウクライナのゼレンスキー大統領はクリスマスの25日に公開した動画で「軍人やボランティアなど、私たちが生きるためにあらゆることをしてくれているすべての人たちにお礼を言いたい。そして世界の指導者と人々には、ことし、ウクライナとともに自由を守る立場に立ってくれてありがとう」と感謝の意を示しました。

また、「ロシアは持てるものすべてを失った年だった。その損失を、ウクライナのエネルギー関連施設などを攻撃し、誇張して伝えることで埋め合わせようとしている」と非難しました。

そして「ことしも残すところあと数日。敵は、私たちにとって今を暗黒で困難な時にしようとしている。ウクライナ人が団結し、互いを支え合えば、敗北することはない」と徹底抗戦を続けていく姿勢を改めて示しました。

ウクライナ大統領府顧問「ロシアは責任回避しようとしている」

ウクライナのポドリャク大統領府顧問は25日、ツイッターの投稿で「ロシアはウクライナを攻撃し、市民を殺している。ロシアは交渉を望んでおらず、責任を回避しようとしているだけだ」と批判しました。

プーチン大統領「交渉を拒否しているのはわれわれではない」

ロシアのプーチン大統領は国営ロシアテレビのインタビューで「すべての関係者と受け入れ可能な解決策について交渉する用意はあるが、それは彼ら次第だ。交渉を拒否しているのはわれわれではなく彼らだ」と述べ、ウクライナや欧米に責任があると非難しました。

さらに「ロシアは正しい方向に進み、国益を守っている。ロシア国民の99.9%は祖国のためにすべてを犠牲にする覚悟がある」と主張し、侵攻を続ける考えを改めて示しました。

ウクライナ正教会 一部の教会でクリスマス礼拝を25日に

これまで旧暦に従ってロシアと同じ1月7日をクリスマスとしてきたウクライナ正教会の中でも一部の教会が、25日、クリスマスの礼拝を行いました。

このうち首都キーウの聖ソフィア大聖堂の敷地にある教会ではおよそ50人が参列し、平和への祈りをささげました。参列者はウクライナ語で「コリャドカ」と呼ばれるクリスマスキャロルを歌い、美しい歌声が教会内に響いていました。

ロシア軍の攻撃続く 南部へルソンでは16人死亡

ウクライナでは24日から25日にかけても各地でロシア軍による攻撃があり、南部の要衝ヘルソンでは、ロシア軍の攻撃によって16人が死亡しました。