ウクライナ クリスマスイブも戦闘続く 徹底抗戦の姿勢示す

ウクライナでは、クリスマスイブの24日もロシアによる軍事侵攻が続いています。
南部の要衝ヘルソンの州知事は、ロシア軍の攻撃でこれまでに10人の死亡が確認されたと発表し、ゼレンスキー大統領も改めて徹底抗戦の姿勢を示しています。

ウクライナでは軍事侵攻を受けて、これまでどおりロシアと同じ1月7日にクリスマスを祝うことに強い拒否感を持つ人も出ていることから、24日、各地の教会ではクリスマスイブの礼拝が行われました。

しかし、ロシア軍による軍事侵攻は続いています。

ロイター通信は、東部ドネツク州の激戦地、バフムトで24日に撮影されたウクライナ兵士たちの様子を配信しました。

映像の中では、爆発音が何度もする中、兵士がクリスマスツリーに赤や金など色とりどりの飾りを次々とつけています。

南部の要衝ヘルソンのヤヌシェビッチ州知事は24日、SNSへの投稿で、ロシア軍の攻撃でこれまでに10人の死亡が確認されたと発表しました。
ゼレンスキー大統領も24日、公開した動画の中で「無人機による攻撃はクリスマスの夜明けを消し去ることはできない。われわれは戦いを止めることなく、続けていく」と述べ、徹底抗戦を貫く姿勢を改めて示しました。

ロシア側は、クリスマスや新年の時期に停戦する可能性を否定していて、侵攻を続ける構えです。