大雪 北海道紋別市などで25日朝から再び大規模な停電

北海道電力によりますと、23日から24日にかけて大規模な停電に見舞われた紋別市などで25日朝から再び、停電が起きています。

午前7時10分時点で停電しているのは、紋別市のほぼ全域に当たるおよそ1万3460戸、雄武町のおよそ3040戸、興部町のおよそ2640戸、などとなっています。北海道電力が原因を調べるとともに復旧作業を進めています。

避難所に訪れる人も

紋別市のスポーツセンターに設けられた避難所には、午前11時までに27人の市民が訪れました。

訪れた人たちは、アルファ化米やクラッカーなどの食料を受け取ったり、携帯電話を充電したりしていました。

1歳から小学1年生までの4人の子どもを連れて避難した30代の母親は「復旧して安心していたので驚きました。クリスマスなのにこんなことになってしまい、早く復旧してほしいです」と話していました。

営業続ける店舗も

紋別市の保健センターの前では、施設に発電機を接続する作業が行われていました。

作業を行っていた男性は「午前10時ごろに市から依頼されて作業しています。ワクチンを保管しているので、その対策に向けた作業だと思います」と話していました。

また、市内中心部のスーパーは自動ドアを手で開け閉めしたり、レジを使わずに手計算で精算したりして営業を続けていました。

買い物に訪れた男性は「電気が来ないと何もできないので、困ってます。この店は開いてましたが、閉まっている店が多いのでつらいです」と話していました。