米軍などがサンタを“追跡” 日本上空は24日午後11時ごろ通過

クリスマスにあわせて、アメリカとカナダの軍司令部はサンタクロースが世界中の子どもたちにプレゼントを届けるため世界中を移動する様子を追跡しインターネット上で中継しました。

アメリカ軍とカナダ軍でつくるNORAD=北米航空宇宙防衛司令部は、ふだんはミサイルの警戒などにあたっていますが、毎年、クリスマスにあわせてサンタクロースを追跡する「特殊任務」を行っています。

特設のホームページでは、クリスマス・イブである日本時間の24日夜から9頭のトナカイが引くソリに乗ったサンタクロースが、世界各地を飛び回りながらプレゼントを配っていく様子が中継されました。

サンタクロースは去年、おととしと2年連続でマスク姿でしたが、ことしは立派な白いひげを見せていて、24日午後11時ごろ、日本の上空を通過し富士山や東京スカイツリーなどの近くを通りました。
NORADによりますと、サンタクロースはソリに6万トンものプレゼントを積み、ぐっすり眠っている子どもたちのもとを訪れるということです。

サンタクロースを追跡するこの「特殊任務」は、67年前に子どもが「サンタクロースと話したい」と軍の司令部に間違い電話をかけたのがきっかけで始まったということで、ことしは1200人以上のボランティアが世界中からの問い合わせにメールや電話などで答えているということです。