クリスマス・イブ 生活困窮家庭に無料でケーキ配布 東京 港区

クリスマス・イブの24日、子どもがいる生活困窮家庭に楽しい時間を過ごしてもらおうと、東京 港区で子どもたちに無料でケーキが配られました。

取り組みを行ったのは毎週、子ども食堂を運営している港区の「ハートリボン協会」で、直径15センチの生クリームとイチゴのクリスマスケーキを、クラウドファンディングで集めた160万円余りの資金をもとに購入したということです。

会場にはクリスマスツリーがきれいに飾られ、俳優の石田純一さんらが参加して、予約した500世帯に無料で配りました。

24日は土曜日とあって親子連れで受け取りにきた人も多く、子どもたちはうれしそうに笑顔でケーキを受け取っていました。

小学1年生の息子と受け取りにきた40代の男性は「物価高が家計にこたえているので助かります」と話していました。

母親が仕事中で、祖母と訪れた小学生の女子児童は「ケーキがうれしいです。お母さんが仕事から帰ってきたら一緒に食べたいです」と話していました。

「ハートリボン協会」の田中正志理事長は「子ども食堂で弁当を配布する中で家計が厳しいという声は耳にします。私たちでできることは限られていますが、ケーキを食べてクリスマスを楽しく過ごしてもらえたらうれしいです」と話していました。