
JAXA 13年ぶりの日本人宇宙飛行士の選抜試験 10人が最終選考に
国際的な月探査計画などに参加する新たな日本人宇宙飛行士を選ぶ試験について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、年明けから始まる最終選考に男女合わせて10人が進むと発表しました。
JAXAは、日本人宇宙飛行士の選抜試験を13年ぶりに実施していて、過去最多となる4127人の応募者のうち、ことし9月までに50人が書類選抜やオンラインによるプレゼンテーション試験などを通過しています。
JAXAは、英語での面接や体力面の適性を見る試験などでさらに絞り込みを行い、23日に、男女合わせて10人が最終選考に進むと発表しました。
このうち、
▽男性は8人
▽女性は2人で、
年代別では、
▽20代以下が1人
▽30代が7人
▽40代が2人
となっています。
最終選考に残った10人は、年明けの1月から国内や海外で宇宙飛行士に必要な資質を確認する試験や面接などに臨み、2月ごろ合格者が決まる予定です。
新たに選ばれた宇宙飛行士は、
▽月の周辺に建設される新たな宇宙ステーションで活動する可能性があるほか、
▽月面に降り立つ可能性もあります。

これについて、永岡文部科学大臣は「来年2月末ごろには、ISS=国際宇宙ステーションでの活動や月探査などを担う候補者が選ばれる予定だ。通過した10人が存分に力を発揮することを期待している」と述べました。