尖閣沖 中国海警局の船2隻領海侵入 日本漁船にあわせるように

22日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船2隻が日本の漁船の動きにあわせるように日本の領海に侵入しました。海上保安本部が巡視船を配備して漁船の安全を確保するとともに、2隻に対し直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、22日午前9時半すぎ、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船4隻のうち2隻が、大正島の沖合で領海に侵入しました。

2隻は午前10時現在、大正島の南南西の沖合およそ10キロの領海内で操業している日本の漁船の動きにあわせるように、漁船からおよそ4キロから5キロ離れた海域を航行していて、海上保安本部が漁船の周囲に巡視船を配備して漁船の安全を確保しているということです。

また、海上保安本部は直ちに領海から出るよう警告を続けています。

ことし、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは28件目です。