月曜日にかけ日本海側中心 大雪の見込み 不要不急の外出控えて

強い冬型の気圧配置の影響で、西日本と東日本の日本海側や北海道の太平洋側などで雪が強まっています。これから各地で雪が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に26日の月曜日ごろにかけて大雪となるほか、太平洋側でも大雪となるところがある見込みで車の立往生など交通への影響に警戒し、不要不急の外出は控えてください。

気象庁によりますと、日本付近は西からしだいに冬型の気圧配置が強まり上空に強い寒気が流れ込んでいて、西日本や東日本の日本海側や北海道の太平洋側などで雪が強まっています。

午後11時までの3時間には、
▽北海道帯広市と岐阜県白川村で12センチ、
▽広島県の庄原市高野で8センチの雪が降りました。

風も強まり、午後10時前には北海道のえりも岬で45.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。

26日ごろにかけ雪や風が強まる大荒れの天気に

今後の見通しです。

すでに大雪となっている新潟県などをはじめ、北日本と、東日本から西日本の日本海側では26日ごろにかけて雪や風が強まる大荒れの天気となる見込みです。

強い寒気が長期間、広い範囲に流れ込むため、西日本の太平洋側や東海などでも山沿いを中心に大雪となり、平地でも積雪のおそれがあります。

23日夕方までの24時間に降る雪の量は、
▽北陸で1メートル
▽新潟県と中国地方で80センチ
▽北海道と東北、東海で60センチ
▽近畿で50センチ
▽四国と九州北部で40センチ
▽九州南部で20センチ
と予想されています。

さらに、24日夕方までの24時間には、
▽東北と北陸、新潟県、東海で60センチから80センチ
▽近畿と中国地方で50センチから70センチ
▽関東甲信で40センチから60センチ
▽北海道で30センチから50センチ
▽四国と九州北部で20センチから40センチ
となっています。

風も強まり、23日にかけての最大風速は、
▽北海道と北陸、新潟県で25メートル
▽東北と近畿、中国地方、四国、九州南部で23メートル
▽関東甲信と東海、九州北部で20メートル
と予想され、これらの地域の最大瞬間風速は、30メートルから35メートルとなる見込みです。

日本海側を中心に、海上は大しけとなると予想されるほか、北海道の太平洋側では潮位が高くなり、高潮による低い土地の浸水のおそれもあります。
気象庁は、大雪や猛吹雪による車の立往生など交通への影響や、暴風、高波、それに高潮に警戒するよう呼びかけています。

広い範囲で雪の影響が長く続くほか、見通しが全くきかない猛吹雪のおそれがある地域もあります。

大雪や猛吹雪が予想される地域では、最新の気象情報を確認して不要不急の外出を控えるようにしてください。

また、電線への着雪などによる停電にも注意が必要です。