新型コロナ国内感染者20万人超 政府が対策協力呼びかけへ

21日に発表された新型コロナの国内の感染者は20万人を超えました。

20万人を超えたのは感染の第7波だったことし8月下旬以来で、政府は感染が拡大しやすい年末年始を前に医療提供体制の確保に努め、感染防止対策への協力の呼びかけを徹底する方針です。

厚生労働省が21日に発表した国内の新たな感染者は、空港の検疫などを含め20万6900人余りで、20万人を超えたのは感染の第7波だったことし8月25日以来です。

専門家会合では、東京や大阪などで午後8時から10時までの繁華街の人出が感染が始まってから最多の水準になっていて、年末年始で人の接触機会が増えることなどによる影響に注意が必要だといった指摘が出されました。

政府は年末年始に感染者が増加するおそれもあるとして、重症患者を受け入れる病床や発熱外来など医療提供体制の確保に努め、感染防止対策への協力の呼びかけを徹底する方針です。

このため20日には、岸田総理大臣が全国知事会など地方6団体との会合で、協力を要請しました。

また23日には厚生労働省が日本医師会や経団連など関係者を幅広く集め、効果的なメッセージの発信のしかたなどを検討することにしています。