中国空母 沖縄県周辺で戦闘機などの発着約130回確認 防衛省

防衛省は沖縄県周辺の太平洋を航行している中国海軍の空母で、戦闘機やヘリコプターの発着がおよそ130回行われたのを確認したと発表しました。中国沿岸から離れた太平洋に展開して訓練を行っているとみられ、防衛省が警戒と監視を続けています。

防衛省によりますと今月17日から20日にかけて、中国海軍の空母「遼寧」がミサイル駆逐艦などとともに、沖縄県の沖大東島や北大東島の沖合およそ260キロから450キロの太平洋を航行しているのを確認しました。

この間、空母で戦闘機やヘリコプターの発着が合わせておよそ130回行われたのが確認されたということです。

航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進し、領空侵犯はありませんでした。

「遼寧」などは今月16日に沖縄本島と宮古島の間を通過して東シナ海から太平洋に出ていて、防衛省は中国沿岸から離れた太平洋に展開して訓練を行っているとみて警戒と監視を続けています。