厚生労働省によりますと、ことし1月から10月までに国内で生まれた子どもの数は外国人も含めた速報値で66万9871人でした。
去年の同じ時期と比べて3万3827人、率にして4.8%減少し、月別では2月から9か月連続で前の年を下回っていて、過去最少のペースとなっています。
去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万1622人で、12月までの残り2か月間も今のペースのまま推移すれば、ことしは国が統計を取り始めた1899年以降で初めて80万人を下回る可能性があります。
大手シンクタンクの日本総合研究所が先月公表した推計では、ことしの出生数はおよそ77万人で80万人を下回る見通しとなっています。
年間出生数 初めて80万人下回る可能性 10月まで過去最少ペース
ことし1月から10月までに生まれた子どもの数は速報値で66万9000人余りと前の年より3万3000人余り減少し、過去最少のペースであることが厚生労働省のまとめで分かりました。
去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万人余りで、今のペースのまま推移すれば、ことしは国の統計開始以来、初めて80万人を下回る可能性があります。


実際に80万人を下回れば国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した予測よりも8年早く、少子化が想定を上回るペースで進んでいることになります。