岸田首相 来年度予算案 “未来を切り開く内容にする”と強調

来年度予算案について、岸田総理大臣は自民党の役員会で、今週中に閣議決定する方針を明らかにしたうえで、外交・安全保障や子ども政策などの重要課題に道筋をつけ、未来を切り開く内容にすると強調しました。

この中で、岸田総理大臣は「今週中には令和5年度予算案を決定する。わが国は現在、歴史的な岐路に立っており、外交・安全保障、地方活性化、子ども政策、GXをはじめとする、直面する内外の重要課題に道筋をつけ、未来を切り開くための予算を取りまとめる」と強調しました。

また、今週中にGX=グリーントランスフォーメーションの実現に向けた基本方針もまとめるとしたうえで、「あらゆる政策を組み合わせ、経済社会の変革を成し遂げ、直面するエネルギー危機から、国民生活や事業活動を守り抜いていく」と述べました。

そして、20日がことし最後の役員会となったことを踏まえ、「激動の1年だったが、一つ一つ課題に答えを出して来た。まだまだ課題は山積しているので、来年も一致結束し、この難局を乗り越えて行きたい」と協力を呼びかけました。

一方、来年度予算案をめぐり、遠藤総務会長と萩生田政務調査会長は、今週23日に閣議決定に向けた党内手続きを行う考えを示しました。