カンボジア 日本と協力しウクライナの地雷除去要員を訓練へ

ウクライナの領土にロシア軍が設置した地雷の除去を支援するため、カンボジア政府は来月、日本と協力して首都プノンペンにウクライナの地雷除去要員15人を招いて、最新の地雷探知機の使い方などを身につける訓練を行うことを明らかにしました。

カンボジアには過去の内戦などによって設置された地雷を、日本などの協力を得て取り除き、国の復興につなげた経験があります。

このため、今回の訓練も日本の協力を受けて行われるということで、カンボジア政府は来月の訓練に続いて来年4月ごろには、ウクライナの隣国ポーランドに地雷除去の専門家チームを派遣して、ウクライナの地雷除去要員への訓練を続けるとしています。

日本政府も先月、林外務大臣が「わが国がカンボジアなどほかの国で地雷除去に協力してきた経験や知見を活用しながら、日本の顔が見える支援を効果的に進めていきたい」などと述べ、必要な機材の供与を検討していることを明らかにしています。