JR西日本でシステムトラブル 岡山県など約1時間半運転見合わせ

19日午前、JR西日本で運行を管理するシステムにトラブルがあり、岡山県内のすべての路線と、近隣の県の一部区間で、最大でおよそ1時間半にわたり運転を見合わせました。社員が作業中に配線を誤り、電源をショートさせたことが原因だとして、JRは再発防止に努めたいとしています。

JR西日本によりますと、19日午前9時47分ごろ、岡山市北区の岡山指令所にある列車の運行を管理するシステムの更新作業中に、社員が配線を誤ってつないで、電源をショートさせたということです。

このため、システム全体がダウンし、復旧させるまでの間、岡山指令所で運行を管理するすべての路線で、列車の運行ができなくなりました。

運転を見合わせたのは、岡山県内と、それに接続して広島県や兵庫県、鳥取県の一部の区間を走る山陽本線や赤穂線、伯備線など在来線の10路線のほか、広島県内を走る福塩線です。

JRは午前11時半までに運転を再開させましたが、84本が運休し、66本に遅れが出て、およそ1万1000人に影響が出ました。

JR西日本中国統括本部の電気部でシステム管理を担当する芦田正樹課長は「お客さまにご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因の究明をさらに急ぎ、再発防止に努めたい」と話しています。