自民 森山選対委員長の政治団体 寄付の収入30万円を記載せず

自民党の森山選挙対策委員長が代表を務める政治団体が、政治資金収支報告書への記載が法律で義務づけられている寄付の収入30万円を記載していなかったことが分かりました。森山選挙対策委員長の事務所は「事務的ミスで記載が漏れていた」とコメントし、訂正の手続きを行ったとしています。

寄付を記載していなかったのは、衆議院鹿児島4区選出で自民党の森山選挙対策委員長が代表を務める「森山会」です。

政治資金規正法は、収入のうち、同一の団体や企業、個人からの年間5万円を超える寄付について、金額と相手の名前などを収支報告書に記載するよう義務づけています。

NHKが先月公表された去年の収支報告書を調べたところ、「森山会」は去年10月23日に「鹿児島県林業政治連盟」から30万円の寄付を受け取っていたにもかかわらず、収入として収支報告書に記載していなかったことが分かりました。

これについて森山選挙対策委員長の事務所は「事務的ミスで記載が漏れていた。今後はこのようなミスがないよう努めていく」とコメントし、総務省に訂正の手続きを行ったということです。