気象庁によりますと、冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、北陸や新潟県、東北を中心に雪が降り続いています。
午後8時の各地の積雪は
▽山形県の大蔵村肘折で2メートル16センチ、
▽新潟県の魚沼市守門で1メートル90センチ、
▽福島県只見町で1メートル53センチなどとなっています。
各地で積雪も急増し、19日午後5時までの24時間に
▽新潟県の魚沼市守門では96センチ増えたほか、
▽新潟県長岡市で86センチ、
▽福島県只見町が73センチいずれも増加しました。
これまでの24時間の降雪量は
▽福島県只見町で1メートル10センチ
▽山形県の大蔵村肘折で1メートル1センチと
いずれも統計を取り始めてから最も多くなったほか
▽新潟県長岡市で89センチ
▽新潟市で43センチなどと
いずれも12月としては記録を取り始めてから最も多くなりました。

新潟 東北南部 記録的大雪 交通影響警戒 停電 なだれ十分注意
強い冬型の気圧配置の影響で、北日本や東日本を中心に雪雲が流れ込んでいて、新潟県や東北南部では24時間に降った雪の量が80センチから1メートル10センチに達するなど、記録的な大雪となっているところがあります。
北陸や新潟県の各地では今夜遅くにかけて平地でも大雪となる見込みで、気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒するとともに着雪による停電やなだれにも十分注意するよう呼びかけています。
災害・防災マップ 停電情報


今後の見通し 東北・北陸・新潟は局地的大雪も

今後の見通しです。
強い冬型の気圧配置が続き、北日本から西日本の日本海側を中心に20日にかけて雪が続く見通しです。
特に北陸と新潟県では19日夜遅くにかけて、帯状の雪雲を作り出す「JPCZ」=「日本海寒帯気団収束帯」の影響で、局地的に雪雲が発達し、平地でも大雪となるおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで
▽新潟県と東北で50センチ
▽北陸で35センチと予想されています。
強い冬型の気圧配置が続き、北日本から西日本の日本海側を中心に20日にかけて雪が続く見通しです。
特に北陸と新潟県では19日夜遅くにかけて、帯状の雪雲を作り出す「JPCZ」=「日本海寒帯気団収束帯」の影響で、局地的に雪雲が発達し、平地でも大雪となるおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで
▽新潟県と東北で50センチ
▽北陸で35センチと予想されています。

気象庁は、積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒するとともに着雪による停電やなだれにも十分注意するよう呼びかけています。
凍結した路面でのスリップ事故などに注意するほか、大雪となっている地域では車の立往生などの可能性が高まっているため、やむをえず移動する必要がある場合は、道路の情報を確認するなど十分な対策をとってください。
18日から19日にかけて積雪が急増しているところがあり、雪下ろしや除雪作業などの際には、安全を確保して行うようにしてください。
凍結した路面でのスリップ事故などに注意するほか、大雪となっている地域では車の立往生などの可能性が高まっているため、やむをえず移動する必要がある場合は、道路の情報を確認するなど十分な対策をとってください。
18日から19日にかけて積雪が急増しているところがあり、雪下ろしや除雪作業などの際には、安全を確保して行うようにしてください。
雪下ろし中に転落か 70代男性が死亡 秋田 東成瀬村

19日午前、秋田県東成瀬村の空き家の敷地で70代の男性が雪に埋もれて死亡しているのが見つかり、警察は雪下ろし中に転落したとみて詳しい状況を調べています。
警察によりますと19日午前9時半ごろ、東成瀬村田子内にある空き家に18日除雪に行った家族が帰ってこないと、警察に通報がありました。
警察と消防が駆けつけたところ、敷地内で、由利本荘市の会社員、佐々木一男さん(73)が雪に埋もれて死亡しているのが見つかりました。
警察によりますと、屋根の下に積もった雪の中に埋もれていて、近くには除雪のための道具が残されていたということです。
警察は、屋根の雪下ろし中に転落したとみて詳しい状況を調べています。
警察によりますと、秋田県内の除雪作業中の死亡事故は、この冬初めてだということです。
警察によりますと19日午前9時半ごろ、東成瀬村田子内にある空き家に18日除雪に行った家族が帰ってこないと、警察に通報がありました。
警察と消防が駆けつけたところ、敷地内で、由利本荘市の会社員、佐々木一男さん(73)が雪に埋もれて死亡しているのが見つかりました。
警察によりますと、屋根の下に積もった雪の中に埋もれていて、近くには除雪のための道具が残されていたということです。
警察は、屋根の雪下ろし中に転落したとみて詳しい状況を調べています。
警察によりますと、秋田県内の除雪作業中の死亡事故は、この冬初めてだということです。
新潟 除雪作業で2人けが
新潟県によりますと18日夜から降り続いた大雪により、19日午後3時現在、2人がけがをしたということです。
このうち、新潟市では50代の男性1人が除雪機に乗って、作業していたところ除雪機が何かにあたったとみられ、頭を打ったということです。
また、三条市では70代の男性1人が除雪作業中に転倒し腰などを打ったということです。
いずれもけがの程度は軽いということです。
新潟県は23日の金曜日以降も大雪が見込まれるとして、除雪機に詰まった雪を取り除く場合には、必ずエンジンを止めることや、作業は2人以上で行うこと、高い場所で作業する際は足を滑らせないよう、命綱やヘルメットを着用することなど注意を呼びかけています。
このうち、新潟市では50代の男性1人が除雪機に乗って、作業していたところ除雪機が何かにあたったとみられ、頭を打ったということです。
また、三条市では70代の男性1人が除雪作業中に転倒し腰などを打ったということです。
いずれもけがの程度は軽いということです。
新潟県は23日の金曜日以降も大雪が見込まれるとして、除雪機に詰まった雪を取り除く場合には、必ずエンジンを止めることや、作業は2人以上で行うこと、高い場所で作業する際は足を滑らせないよう、命綱やヘルメットを着用することなど注意を呼びかけています。
岸田首相「災害応急対応に全力を指示」
新潟県や東北などで大雪となっていることを受けて、岸田総理大臣は19日夜、総理大臣官邸で谷防災担当大臣と会談しました。
このあと岸田総理大臣は記者団に対し「交通状況と今後の気象見通しについて報告を受けた。谷防災担当大臣に対し、一つ一つ国民に避難や大雪などの情報提供を適時、的確に行うこと、地方自治体や関係機関と緊密に連携し、ライフラインと交通の確保に万全を期すこと、被害が発生した場合は迅速に被害情報を把握し、人命第一の方針のもと、災害応急対応に全力で取り組むことの3点を指示した」と述べました。
そのうえで大雪となっている地域の住民に不要不急の外出を控え、気象情報や交通情報に注意するよう呼びかけました。
このあと岸田総理大臣は記者団に対し「交通状況と今後の気象見通しについて報告を受けた。谷防災担当大臣に対し、一つ一つ国民に避難や大雪などの情報提供を適時、的確に行うこと、地方自治体や関係機関と緊密に連携し、ライフラインと交通の確保に万全を期すこと、被害が発生した場合は迅速に被害情報を把握し、人命第一の方針のもと、災害応急対応に全力で取り組むことの3点を指示した」と述べました。
そのうえで大雪となっている地域の住民に不要不急の外出を控え、気象情報や交通情報に注意するよう呼びかけました。