【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(19日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる19日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ゼレンスキー大統領 ベラルーシ国境防衛にも力入れる姿勢強調か

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日「ロシアとベラルーシのどちらの国境も守ることが常に優先事項だ。われわれは防御するためにあらゆるシナリオを用意している」と述べました。

ロシアのプーチン大統領は、19日ベラルーシを訪れ、ルカシェンコ大統領と会談する予定でウクライナへの軍事侵攻をめぐり積極的な軍事協力を求めるという見方が出ています。

こうした中、ゼレンスキー大統領としては、ベラルーシと接する国境付近の防衛にも力を入れる姿勢を強調したものとみられます。

カンボジア 地雷除去でウクライナに技術支援へ 日本も協力

ウクライナの領土にロシア軍が設置した地雷の除去を支援するためカンボジア政府は来月、日本と協力して首都プノンペンにウクライナの地雷除去要員15人を招いて最新の地雷探知機の使い方などを身につける訓練を行うことを明らかにしました。

カンボジアには過去の内戦などによって設置された地雷を日本などの協力を得て取り除き、国の復興につなげた経験があります。

このため、今回の訓練も日本の協力を受けて行われるということで、カンボジア政府は来月の訓練に続いて来年4月ごろには、ウクライナの隣国ポーランドに地雷除去の専門家チームを派遣して、ウクライナの地雷除去要員への訓練を続けるとしています。

日本政府も先月、林外務大臣が「わが国がカンボジアなどほかの国で地雷除去に協力してきた経験や知見を活用しながら、日本の顔が見える支援を効果的に進めていきたい」などと述べ、必要な機材の供与を検討していることを明らかにしています。

ゼレンスキー大統領 防空能力の強化でさらなる支援呼びかけ

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、「われわれの空を完全に守るために、より近代的な防空システムを提供してもらうことが、侵略を終わらせることにつながる強力な一歩となる」と述べ、各国にさらなる支援を呼びかけました。

ミサイル攻撃でウクライナで大規模な停電

ロシア軍は今月16日にウクライナの首都キーウや東部、南部にミサイル攻撃を行い、ウクライナ側は4人が死亡したほか、発電設備が被害を受け大規模な停電が発生したとしています。

このうち首都キーウでは電力や水、暖房の供給は18日までに復旧したということですが、キーウ市の周辺地域ではおよそ半分の電力しか供給できておらず、氷点下の寒さの中、厳しい状況が続いています。

ゼレンスキー大統領 ワールドカップにあわせて動画公開

ウクライナのゼレンスキー大統領はサッカーワールドカップカタール大会の決勝戦にあわせて動画を公開し、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるためこの冬に平和のために世界各国が団結するサミットの開催を呼びかけました。

動画の中でゼレンスキー大統領は英語で「今回のワールドカップは、国や国籍が違っても誰が一番強いかをフェアプレーで決めることはできても、火遊びで決めることはできないことを改めて証明した」と述べました。

そのうえでゼレンスキー大統領は「試合が終わればスタジアムは空っぽになる。戦争が終われば街は空っぽのままだ。だからこそ、戦争をなくさないといけない。平和を取り戻す私たちの努力を支援してほしい」と述べ、各国にサミットへの参加を訴えました。

欧米各国はウクライナへの兵器の支援を強化する姿勢

イギリス国防省はSNSに新たな精密誘導ミサイルをウクライナに供与したと改めて投稿しました。ウクライナ軍が装甲車や戦車を攻撃するのに使われるということです。

またアメリカのバイデン政権もウクライナの防空能力を強化するため迎撃ミサイル「パトリオット」を供与する方向で最終調整していてアメリカの一部メディアは近く承認されると伝えています。

「パトリオット」の供与についてはロシアが「新たな挑発行為だ」として反発していますが、ロシアによるミサイル攻撃が続く中、欧米各国はウクライナへの兵器の支援を強化する姿勢を打ち出しています。