愛知 岡崎警察署 勾留中の男性死亡 県警察本部が本格捜査開始

愛知県岡崎警察署の留置場の保護室で勾留されていた43歳の男性が死亡した問題で、愛知県警察本部は警察署の男性への対応が法令に違反していた可能性があるとして、16日夜、特別公務員暴行陵虐の疑いで警察署を捜索し、保護室を写した映像のデータを押収するなどして本格的に捜査を始めました。

今月4日、愛知県の岡崎警察署の留置場で公務執行妨害の疑いで逮捕され勾留されていた43歳の男性が意識を失っているのが見つかり、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

男性は食事を拒んで5日間にわたって食事をとっておらず、死因は腎不全による病死だったということですが、警察署では男性が暴れたため「保護室」に隔離して、ベルト型の手錠や縄などで連続して100時間以上拘束し、複数の警察官が足で男性を動かすような行為をしていたということです。

また、統合失調症と軽度の糖尿病の持病があった男性に対し、入院などの医療的な措置をとっておらず、長時間に及んだ拘束についても、一部の警察官が、「上司の指示が無かったため拘束が続いた」という趣旨の話をしているということです。

愛知県警察本部は、こうした対応が法令に違反していた可能性があるとして16日夜、特別公務員暴行陵虐の疑いで警察署を捜索し、保護室を写した映像のデータや留置業務に関する書類、合わせておよそ40点を押収するなどして本格的に捜査を始めました。

今後、留置業務に関わった警察署員を取り調べるなどして、事実関係の解明を進めることにしています。