中国海軍の空母など6隻 沖縄本島と宮古島間を通過し太平洋に

中国海軍の空母など6隻が16日午後、沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海から太平洋に出たのが確認されました。中国の空母がこの海域を通過したのはことし5月以来で、防衛省は航行の目的を分析するとともに警戒と監視を続けています。

防衛省によりますと、16日午後、中国海軍の空母「遼寧」など合わせて6隻が沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、東シナ海から太平洋に出たのを海上自衛隊が確認しました。

中国の空母が、この海域を通過したのはことし5月以来12回目で、領海への侵入はなかったということです。

6隻の中には、最新型のミサイル駆逐艦2隻や燃料などを補給できる戦闘支援艦が含まれていて、防衛省関係者によりますと、太平洋に一定期間展開して訓練を行う可能性があるということです。

中国の空母は去年の同じ時期にも太平洋に出たあと、戦闘機やヘリコプターの発着を繰り返したのが確認されていて、防衛省は航行の目的を詳しく分析するとともに警戒と監視を続けています。